

イングランド、コーンウォール州、シャーレーに住む牧師さんが、雑草として咲いていたポピーの中から素敵に咲いているものの選抜を重ねて重ねて…。
そして1880年ごろ出来上がったのが『シャーレーポピー』なのです。

book
the shirley poppy fairy
イラストはfairyがポピーの種のポットを持って、来年用に種を振り撒いています。
美しいフリルの花びらが散ると⬇︎こんなポットが現れます。


ほんとに不思議よね‼︎花びらの仕舞われ方。
綺麗に折り畳まれてるってよりは、クシャクシャっと蕾のバッグに押し込まれてるみたい。
花びらが出てきた時は本当にしわくちゃで、でも何故か美しいシワで。
咲きすすむにつれて、フリルのようになる。
シシリーも
All frilly and pretty to see!
たっぷりのフリルで、見ていて可愛いの!
ですって。
アルフォンス•ミュシャ
2025.07.28
私はミュシャが大好き。
サイト:『パブリックドメインQ』にはミュシャの絵がいっぱい。
順番に見ているだけで楽しい。
ダウンロードしようとすると、お楽しみがある。
ミュシャに関する三択問題が出るのです。
この絵は『黄道十二宮』1897
右下の三日月の背景に描かれた夜を象徴する花は何でしょうか?
答えは『ケシ』

そうなんだぁ、ケシっそういう意味があるんだぁ。
それでpoemで、眠るとか、目覚めるとかのワードが出てくるのかしらね。
ちょっと調べてみましょう。
ギリシャ神話でのポピーの位置付けは『眠り』『慰め』。
◉冥界の神ハデスに拐われた娘を探して、でも見つけられず苦しむ母、豊穣の女神デメテルに、眠りの神ヒュプノスが悲しみを和らげるために道端にケシの花を咲かせる。
良い香りに誘われてケシに顔を近づけ、眠りにつく母。
次第に癒されていきます。
癒され方にはいろいろはバージョンがありますよ。
花の汁を飲む、種を食べる。
ポピーの仲間たち
追記 : 2025.03.27
東京都薬用植物園ではたくさんのお仲間たちが順番に咲いていくのが見られます。

















⬆︎シャーレーの神父さま、よくぞ地道な選抜作業をしてくださった。
本当にステキなドレスを着たポピーがたくさんいましたよ。





⬆︎風で揺れるのでなかなかピントが合わない。
合うまで待っていると、強い風が吹いた瞬間『ウィリアム•モリスの世界』になった。
こんなふうにブワッと風に吹かれるポピーを見てあのステキな魅力的な構図のテキスタイルデザインが出来上がったのかな?
風が吹いて、ピントが合わなくて、待ってて良かったな。












⬆︎もしかしたら芽かも。
でも、お隣のアザミゲシの模様に似てるかも。