ライラック…
この花の名前を初めて知ったのは、小さい頃に読んだ『ヘレン ケラー』の絵本でした。
とてもステキな響きのお名前に、甘い香りがすると書かれてあったと記憶しています。
そのお花と直接対面できたのはそれからおそらく20年くらい後。
東京の何処かのお宅からそれは嗅いだことのない素晴らしく良い香りがして、キョロキョロ見回したらブロック塀越に少し顔を出していたお花からその香りはしていました。
『きっとこれライラックだわ』
あの本の言っていたとおり甘くてほんとに良い香りの美しい優しい紫色の花でした。
憧れのライラック、我が小さな日陰の庭では育ちませんでした。
book
the lilac fairy
西洋サンザシは白の他に赤い花もあるのですって。
日本のサンザシは白オンリーです。
五月の花に選ばれたのはサンザシでも、キングサリでもなく、ライラックです。
いやぁ、どれもいいでしょ。
選ばないといけない?
でもでも、香りでライラックが一歩リードなのかな。