Flower of Scotland
あざみ/ thistle(シッスル)
日本でいうと『鬼あざみ』の部類なんだそうです。
何故あざみが国花なのかしら?
この地域、領土を獲る獲られるを繰り返し続けて、その中のエピソードで
敵の兵(ノルウェー軍)が鋭いトゲトゲのあざみを踏んで大声をあげたのでスコットランド兵が敵の襲来に気付き勝利へと繋がった。
『スコットランドを護った花』
ということなのです。
1263年10月2日
ラーグスの戦い(アレキサンダー3世)
対 ノルウェー (ハーコン4世)
そしてその後1967年、非公式の国歌ではあるものの
『Flower of Scotland/スコットランドの花』
が発表されます。
こちらの花もちろん『あざみ』なんですが、歌詞の題材が先の戦いのではなくて、今は連合国家の一つであるイングランドからの独立戦争で勝利した事なんですよね。
1314年6月23日
スコットランド独立戦争
バノックバーンの戦い(ロバート1世)
対 イングランド (エドワード2世)
英国の国歌(六番)には
『激流の如きスコットランドの反乱を打ち破らん』
ってあるしね。
なんともお互い物騒な国歌だわね。
日本の『君が代』は平和を祈るステキな国歌だと思うわ。
(深読みしないで純粋に歌詞を解釈して欲しい)
スコットランドには『シッスル騎士団』が今でもあるのですよ。
シッスル勲章を授与された者だけがシッスル騎士団の一員になれるの。
シッスル勲章は、スコットランドの最高勲章で、正式なタイトルは『The Most Ancient and Noble Order of the Thistle/最も古く高貴なシッスル勲章』
そっかぁ、それでイラストは
soldier/ソルジャーなんだね。
purple crown/紫の王冠
スコットランドの紋章にアザミの上に王冠があるモチーフが使われていたりするものね。
翻訳してて『なんで?』ってちょっと思っていた事が少しわかったような気がしました。
thistle/あざみ summer19