『桑』といえば『お蚕さん』
昔々、妻籠馬籠宿へ行った時の事だったと思うのだけど、養蚕業を昔ながらの形で営んでいたお宅を見学した時、何の心の準備もないままに、あの白い大きな虫を大量に見て衝撃を受けて…。
多分元々虫は得意ではなかったけど、多分もっと得意でなくなった可能性はあるね。
今でも庭仕事をしていて、虫にもっと強かったら庭仕事はもっともっと捗るであろうに…
と、心の底から思います。




見るたびにごとにどんどん葉っぱで実を覆っていき、とうとう見えなくなってしまいそう。

⬇︎こちらは昭和記念公園にあるヤマグワ。



桑の木がこんなに大きくなるだなんて思ってもいませんでした。
昔見た桑は葉が摘み取りやすいようになのかな、子どもでも手が届く高さに低く低く育てられた桑畑の桑の木でした。
伸び伸び育った桑の木に気に留められたのはシシリーのおかげです。
シシリーありがと‼︎
追記 : 2025.05.27
沢山の桑の実が付いていました。
下の道にも熟した桑の実がたくさん落ちていましたよ。


奥の緑色のプレートがついた木がヤマグワ。
手前の赤いプレートの木はイロハモミジなのですが、イロハモミジを覆う勢いで桑の実のついた枝が手前へグングン迫ってきています。

素晴らしい勢いです。
見分け方
こうしてシシリーflowerだと知り、桑/マルベリーが身近で目に付くようになり…、
『どんだけ桑あるのよ‼︎』
30歩圏内に実のなる大きさまで育っている木が二株ある。
そうなると
『この木はどっちだろ?』
と気になりだして、
でも、葉っぱの形って何の役にもたたないほど多様。
真桑/マグワ と 山桑/ヤマグワ の見分け方を
実で見分ける方法を紹介している記事がありました。

⬆︎実に毛みたいなの(柱頭)が生えてるヤマグワ

⬆︎実に毛みたいなの(柱頭)が生えてないのがマグワ
⬇︎ さくらんぼの木を探しに浜町公園へ出かけた時に出会った桑の木。
爽やかな緑色に、すでに桑の実がびっしり‼︎
すごい生命力。


毛みたいなのが見えるね。
きっとヤマグワ/山桑ね。

book
the mulberry fairy
Here we go round the Mulberry bush!
マルベリーの周りをまわろう!
ナーサリーライムの一つで、曲がありますよ。聴いてみてください。
ね、聴いたことありませんか?
曲は聴いたことあるのに、歌詞が全く覚えがない。
なんと、主人も同じことを言っています。
『桑の木のまわりをまわろう』
未だかつて口に出した覚えが無いのよね。
追記 : 2025.03.28
真桑/マグワ と 山桑/ヤマグワ
シシリーflowerはどちらかしら?
山桑 : 日本古来からある固有種。
真桑 : 中国から飛鳥時代にやってきた。ホワイトマルベリー(熟すと黒くなる)
結論 : ブラックマルベリー
という訳で、今までに何箇所かで見つけてきた『桑』はシシリーflowerではない。
ブラックマルベリー : メソポタミア地方からペルシャ山岳地帯原産。
中世、ヨーロッパへ渡るが養蚕には向かないため、庭木や果樹となる。
ブラックマルベリーは美味しい果実が目的。マグワやヤマグワより香り高いと言われていますよ。
マグワ(ホワイトマルベリー)、ヤマグワは養蚕に向く良質な葉っぱ目的。もちろん果実も美味しいです。
追記 : 2025.04.06
島桑/シマグワ : 常緑でもあり落葉、高木でもあり低木…余り研究がなされていないのか情報が少ないのに幅のある情報。
ただとても有用な木で、実の効能は高く、葉も食用になる。樹皮は染め物(黄色)、木は材はとして有能である事は確かです。
鳥の力を借りて何処にでも生える。
とても魅力的な木です。


散歩しているとあちらこちらで見かけます。
この写真の桑が絶対にシマグワとは断定できませんが、沖縄の自生種で栄養価が高く、うるま市では特産品になっています。
島桑は花が三月、実は四月五月。(一年を通して花と実を繰り返す説も)

なるほどホワイトマルベリーとはこういうことなのですね‼︎

⬆︎この写真は沖縄の福木のトンネルを抜けて海に出たところです。
海の向こうに見える島が、未来少年コナン好きの私には『のこされ島』に見えてしまうのです。
※伊江島