2026.09.04
イングリッシュオークの話をしましょう。
Three hundred years growing,
three hundred years living,
three hundred years dying.
300年かけて育ち、
300年を生き、
300年かけて衰える。
シシリーがpoemで言っています。
You do but need to plant for seed
One acorn in the mould
どんぐり一つから始まる物語り。
大きくなるための300年、
充実した巨木生活を楽しむ300年、
そして300年かけて先端から徐々に枝を落としていき、幹には空洞を作り省エネモードへ。
しかし、自然界としての視点で見るとき沢山の生き物※の住処『生命のマンション』となり人生で最も多くの命を育む黄金期を迎える。
あゝ、なんと素晴らしい老いの形でしょうか。
※沢山の生き物:幹の空洞や折れた枝の隙間には、鳥やコウモリ、昆虫、苔やキノコが住みつきます
そして朽ち、土にかえるのにはさらに100年以上もの年月を掛けます。
上等な船はオーク製
Hearts of Oak/オークの心材、頑丈な船体
と呼ばれていたそうです。
今でも英国海軍(ロイヤルネイビー)の公式行進曲は『Hearts of Oak』
であり、イギリス人の誇りであるのです。
◉丈夫なオーク製の船体への誇り
◉英国を象徴するオークそのものへの誇り
◉オークになぞらえた水兵の勇敢さ
Hearts of Oak/オークの心材
この部分は
◉驚異的な耐水性と強度
木目の導管には『タイロシス』が詰まっている
◉曲げ加工に強い
船底のカーブを強度を保ったまま美しく
◉軍艦の装甲としての堅牢さ
18~19世紀の木造船時代、敵の砲弾を跳ね返した説あり
凄いでしょ、強いでしょ。
でもね、この心材部分って先に書いた『老いの300年』で空洞にする部分なのよ。
潔いよね‼︎
竹のようにしなやかに強風を受け流す体勢にチェンジ。
イングリッシュオークの中でも伝説級の木があります。
イングランドのシャーウッドの森にいます『メジャー•オーク』
樹冠28メートル、幹回り11メートル、樹齢1200年。
西暦800年ごろ、日本の平安時代初期、私の大好きな京都の東寺ができた頃。
その頃、一個の小さなどんぐりから始まった物語りが、大きな区切りを迎えていました。
2026年の春には葉っぱ出ず、枯死したと報告されていました。
先程その記事を読んでいて、どうやら大切にする余り折れそうになった枝の支えを作って持ち堪えさせていたようなのです。
え〜!?ダメでしょ‼︎
先程チラッとお勉強しましたよ、老齢期の300年は枝を落としてコンパクトにして、省エネモードでって。
枝を落とさせないことがメジャーオークさまの寿命をどれほど左右したかは正直わからないけれどね。
しかししかし、これからは朽ちていく中で今まで以上に沢山の生物を養っていきます。
寄せられたコメントには今まで素敵な思い出をありがとうという内容と、
これからの土に還る工程の生物の命との関わりに触れているコメントの多さに、
英国人のオークに対する思い、
死してもなお存在し続ける朽ちの美学(そんな感じ?)、
自然に対する畏敬の念(ちょっと言い過ぎ?)…、
あゝ、みんなオークが大好きなんだなぁって思った次第です。
日英グリーン同盟
2026.09.03
久しぶりに『日英グリーン同盟』のオークの植樹一覧表を眺めています。
新鮮な気持ちで見ると、また見えてくるものが違いますね。
作り替えた?
って思うくらい、見やすく、植えられることになった経緯、選ばれた理由なんかも少し書いてあります。
一番最初に見た時にはあったかな?って思うくらい。
今日見つけたのは埼玉スタジアムです。
早速、埼玉スタジアムのホームページを検索してみたら、イングリッシュオークの在り処が指し示してある地図を見つけました。
これは凄い‼︎
これならオークの木の下まで行ける‼︎
ありがとう、埼玉スタジアム‼︎

